栄養士の資格に種類はあるの?
栄養士の資格には、種類があるのでしょうか。種類があるとしたら、違いは何なのか、その辺りを含めてご説明します。
栄養士には種類がたくさん!
栄養士と一口に言っても、実は様々な種類があるのです。栄養士と聞くと、人を対象とするイメージがありますよね。ですが、実は人に対してだけでなく、ペットに対しての栄養士もあるのです!
1.栄養士・管理栄養士
2.ペット栄養管理士
3.学校栄養士
4.病院栄養士
5.スポーツ栄養士
なるほど、とても多くの栄養士が存在しているのですね。もちろんこれ以外にも多くの種類がありますよ。それでは、順に詳細を見てみましょう。
1)栄養士・管理栄養士
栄養士の代表的とも言える、栄養士と管理栄養士。月の予算を考えた上で、献立を作成していく仕事です。職場によっては、調理師とともに調理に携わることもあります。
栄養を考えた献立を立てるのはもちろんですが、味に関しても美味しくなければいけません。さらに、予算なども踏まえてしっかりと栄養をとれる内容にしなくてはならないという事も重要な仕事です。
献立をたてるだけではなく、栄養指導も行います。肥満・糖尿病・高血圧など疾患を持った方々への食生活について、指導を行います。
2)ペット栄養管理士
ペットに対しての栄養士は、あまり聞いたことがないのではないでしょうか。ペット達も、人間と同じように、生活習慣病などにかかってしまうことがありますよね。
高齢化しているペット達にとって、このような病気は防いでいかなくてはなりません。ですので、病気の改善や予防のために、食事の管理を行う必要があります。
ペットショップをはじめ、動物病院やクリニックなどで、ペットの健康管理のための栄養指導であったり、食事に関するアドバイスなどを行っていきます。
3)学校栄養士
学校栄養士は、学校にて献立を考えたり、栄養指導を行っていく栄養士のことです。栄養士と聞いてイメージするのは、この学校栄養士が多いのではないでしょうか。
子どもの頃、「給食のおばちゃん」と呼ばれていた方こそが、学校栄養士さんです。栄養教諭の資格も同時に取得している方であれば、授業を受け持つこともありますよ。
4)病院栄養士
病院栄養士は、病院にて薬剤師や医師、看護師など、様々な職種の方と連携して、患者さんの病状に合った食事の提案を行っていくなど、栄養管理の仕事を担っています。
「NST」と言われている栄養管理専門チームもありますよ。また、病院の衛生管理などに関しても、重要な役割を担っています。
5)スポーツ栄養士
スポーツ栄養士は、ペット栄養管理士同様に、少し特殊な立ち位置です。アスリートやスポーツ選手など、日々運動を行っている方を対象とし、食生活をサポートしていきます。
ただ食生活のサポートを行うわけではなく、大会に向けて最高のコンディションに持っていくような、そんな食生活のコントロールや、トレーニングの効果が出やすい食事のタイミングなども考えていきます。
そのような意味から、より高い専門性を問われる仕事でもあります。多くの選手は、自分専属の栄養士をつけるという事もあり、それだけ栄養管理が重要だと言う事です。
学校や病院だけでなく、スポーツの面でも活躍が期待される栄養士です。
これだけ多くの栄養士の種類がある中、自分の興味のある分野に関わっていけるというのは、栄養士として働いていく上での醍醐味とも言えるかもしれません。